お坊さんのひとりごと6

元に戻る、ということがいかに難しいか、考えさせられた一日でした。コンサートホールでの大きなイベントは、本当に4年ぶり位で、スタッフ、関係者も初心に戻って一所懸命。それは良かったのですが、肝心要のお客様の足が・・・。

ジャズ演奏を聞いた皆さまからは「ホントに良かった!」「また来たい!!」嬉しい声を沢山聞くことが出来ました。でも、あともう少し沢山来て欲しい・・・。

素晴らしい天気と素晴らしいジャズ。スタッフの皆さんの接遇も見る限り文句なし。でもコロナ以前とはやっぱり違う。ならば、もう今日からだ・・!!

来年、11月17日(日) 同じようなジャズの大イベント開催が決定しました。

来年こそは・・、手放しで「大成功!!!」と言い切れる様に、ハチマキ締め直して・・やっていきます!!

http://fjncb.music.coocan.jp/←富士通沼津吹奏楽団H・P【本当にありがとうございました!!】

お坊さんのひとりごと5

2023年も皆さまよろしくお願い致します。大分更新が遅れてしまっていました。ホントすみませんでした。

公園墓地のニュースでは今年新しい樹木葬が完成しました。マルのオブジェが中心に乗る素敵な樹木葬墓地です。相模湾も一望できます。新年を迎え、心も新たにして、やっていきたいと思っております。何かスポーツでも始めてみたいですよね(去年のw杯に感化されすぎ・・!!笑)

 

お坊さんのひとりごと2

緊急事態宣言が延長になりました。お墓参りに来る方も少なくなっています。ご先祖様の供養は、お家で行う事も出来ますが、自分でお墓まで行って手を合わせる有難さ。これをもう一度思い返して頂けると、大変ありがたいです。自粛してばっかりいても心が滅入ってしまいますし、こういう時こそ一度お墓参り、いかがでしょうか。

エイプリル「スマート」

いつも思うのですが、新しい一年の始まりが何で「噓をついても良い日」となるのでしょうか。いまだに答えが分からないですね。2週間位前までは私も「何か噓をついてみようかな」なんて考えたりもしました。でも『今』はそんなちょっとした『噓』が沢山の人達を本当に困らせる事になってしまっているのでしょう。

エイプリル「スマート」大変な世の中になってしまった「今年の4月1日」こそ『まごころ』を「貴方の言葉で」そのまま伝えていって頂きたいのです。

真鶴 荒井城址公園

9年

時は過ぎて行きます。私達がどんなに止めようと努力しても、これだけは抗う事が出来ません。あの日から、9年が過ぎました。神奈川県湯河原町の寺の住職が何を言っても皆様には戯言に聴こえてしまうでしょうか。でも、過ぎた時の分だけ、気持ちが軽くなって行って欲しい。私の気持ちはその一念のみなのです。

兄弟弟子

私は兄弟子がいます。兄弟子が父親である師匠から得度(頭を剃ってお坊さんになる儀式)を受けたのは私が生まれた頃。親子程年が離れているのですが、最近兄弟子の有難さが本当に身に染みているのです。ちょっとした事で言い合いになって、でも直ぐに仲直りが出来る。本音と本音をぶつけ合い、それでも自然と助け合いが出来る。今吉祥院で一緒に修行をさせて頂いております。皆様はそんな方いらっしゃいますか?楽しい事だけ共有するのでなく、苦しい事こそ一緒に共有する。そんな間柄。私は色々な方々とこれからそんな関係になっていきたいな、と今しみじみ感じております。

 

 

お坊さんのひとりごと

令和元年も終わり、新しい1年が始まります。今年から「お坊さんのひとりごと」を始めました。「黙して語らず」「坐禅あるのみ」というのが坐禅のお坊さん、と思う方も多いと思います。私もそうありたいと願っております、ですがやはり「仏教は分かりづらい」という声も多く、お坊さんとしては少しでも「仏教」が親しみやすいもの、というのをお伝え出来ればと思っております。1月のテーマは「お正月」そして「永平寺」と致しました。永平寺の修行は大変で、朝も早く、1日1日が濃密でした。「無駄な1日を過ごしてはならない」というのが私たち永平寺での修行の根本にあります。「寝正月」であっても永平寺の修行の1日と同じ、時間の経過というのは均等に皆さんにあります。。私たちがゆっくり寝ていても過ぎていきますし、あくせくしていても過ぎていきます。私たちは「今日はしっかりした1日を過ごせたな」という日を1日1日と積み重ねていく。それしか出来ません。もしも「しっかりした1日」を1生続けて行く決心が出来たなら、それが即ち「今を生きている意味」となってゆく。そんな気が致します。今年度も、どうぞよろしくお願い致します。

2019年9月 永平寺 参拝